ロンドンの世界遺産
ロンドンは長い歴史と豊かな文化を持つ都市で、イギリスの人気スポットが集中しており市内だけでも4つの世界遺産があります。現在ユネスコに登録されているところは、ウェストミンスター宮殿、ロンドン塔、河港都市グリニッジ、王立植物園「キューガーデン」の4箇所で、いずれもアクセスしやすい場所にありますから、ロンドンに出かけたら必ず一度は訪ねてみましょう。
ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院はイギリス国教会の教会で、国王や女王の戴冠式など王室行事が執り行われる場所でもあります。また、歴代の王や女王、政治家などが埋葬される墓地としても有名ですが、すでに内部の壁や床は一杯になっており新たに埋葬するスペースはなくなっています。数世紀にわたり建造され続けた中世の荘厳なゴシック建築が見事ですが、特に大戦中には疎開させていたという歴史のある素晴らしいステンドグラスは必見です。
河港都市グリニッジ
河港都市グリニッジは、ロンドン中心部からテムズ河を南東に溯った川沿いにある港街で、ウエストミンスター寺院近くのピアからテムズ河を船に乗って向かうのが楽しいです。途中、ロンドン塔や最近話題のドッグランズの旧倉庫街を改装したショッピングセンターなどが並ぶ河畔を船から眺めるのも興味深いです。グリニッジに近づくと丘の上に建つ旧天文台の大きな姿が船から眺められます。また、グリニッジへはDLRという新鉄道システムでも行くことができます。
古くから水運と大きな関係があったグリニッジには今も歴史的な建造群が残り、川沿いのドッグには往年の名船「カティサーク」が保存展示されています。また、街には旧王立海軍大学や国立海事博物館もあって、かつての大英帝国の繁栄が偲ばれます。グリニッジ公園の丘の高台には、世界標準時の元となった経度0度のある旧国立天文台があり、グリニッジ子午線の刻まれている内部は自由に見学することができます。
ロンドン塔
ロンドン塔はイーストエンドのテムズ河畔に築かれた中世の城塞で、白い石材で作られていることから別名ホワイトタワーとも呼ばれ、かつては位の高い人たちの牢獄や処刑場としても使われていたことから、それにまつわるちょっと怖い逸話も数多くあります。現在は主に儀礼的な武具の保管、礼拝所として使われていますが、戴冠用の宝石を展示しているジュエル・タワーでは、世界最大のダイヤモンド「偉大なアフリカの星」などの歴史的展示物も鑑賞することができます。
キューガーデン
王立植物園「キューガーデン」はロンドンの南西郊外に位置するキューエリアにあり、世界最大規模の広大な敷地内には24もの庭園が広がっています。園内の植物の種類は4万種以上と世界一で、巨大な温室内の熱帯林、17世紀の宮殿、湖、日本庭園など見どころ満載の植物園です。ただ、園内はあまりにも広大なので、周回しているトラムを利用して回るのが便利です。園の周りには伝統のあるクリケット場や歴史のあるパブが点在しており、最近では隣のキュー・ヴィレッジに洒落たレストランやカフェもできています。
