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最新記事【2007年09月08日】

ピカデリーサーカス周辺ウエストエンドエリアの中心部と言われるこの界隈には、かつて大英帝国が華やかしき時代には世界の中心とも言われていたピカデリーサーカス広場があります。ピカデリーサーカス周辺は、今も観光やショッピングの起点となっているロンドンで最も華やかで賑わっている界隈です。広場の中心にはエロスの像が立っており、待ち合わせなどにもよく使われています。また、最高級ホテルが集中しているのもこの一帯です。

この広場の周辺には、オックスフォード・ストリートやリージェント・ストリート、ボンド・ストリートなどのショッピングエリアが広がっていて、マークス&スペンサーなどのデパートや老舗のブランドをはじめとしたファッション関係のショップが集中しています。背広の起源となったテーラーの集まるサビル・ロウ通りもこの近くです。

ソーホーこのピカデリーから、北に向かってシャフツベリーアベニューを歩くと、超一流劇場から場末の劇場までが混在して集まるソーホーエリアに入っていきます。ソーホーには劇場以外にも映画館やレストラン、パブ、クラブ、風俗店などもあって、この一帯は大繁華街となっています。またシャフツベリーアベニューを南へ下ると、通りを中心にチャイナタウンが広がっていて、喧騒と混沌のパワー溢れるアジアンな街並みになっています。

トラファルガー広場ピカデリー広場から南東に向かうと、観光客で溢れ返っているトラファルガー広場に出ます。この広場はウエストエンドエリアの境目となっていて、ここから北が遊び中心の繁華街、南には官庁街のウエストミンスターが広がっています。 ロンドンエリアガイド ロンドンは大きく分けて市の中枢となる中心部、東部、西部、北部、南部の5つのエリアに分けられます。中心部にはバッキンガム宮殿をはじめ観光の見どころも多く、ショッピングストリートも集中しています。東部はクラブシーン以外にはあまり見どころはなく、西部は高級住宅街にショッピング街や流行の先端を行く街が混在しています。北部にはフリマで有名なエリアやホームズの観光スポットがあります。南部には新開発地区や郊外の自然豊かなエリアが広がっています。

バッキンガム宮殿ウエストミンスターはテムズ河の北に広がるロンドン特別区のひとつで、官庁関係の建物や王室関係、寺院などが点在するエリアです。トラファルガー広場からアドミラルティ・アーチという大きな門を出て、ザ・マルという通りを西に向かえば女王陛下の住むバッキンガム宮殿があります。バッキンガム宮殿前を過ぎてクィーンズギャラリーの横をさらに南へ下ると、やがて国鉄のヴィクトリア・ステーションが見えてきます。この界隈には比較的手頃なホテルやB&Bが点在していますから、リーズナブルな旅の拠点としても便利な地域です。

トラファルガー広場からホワイトホール・ロードを南へ向かうと、ウエストミンスターのランドマーク、王室ゆかりの戴冠式が行われているウエストミンスター寺院が見えてきます。名前が似ていることからよく間違えられるのですが、近くにはビザンチン様式の赤レンガが印象的なウエストミンスター大聖堂があり、こちらはイギリスカトリックの総本山です。ウエストミンスター寺院の東には、時計台がシンボルのウエストミンスター宮殿がそびえています。

west3.jpgこの時計台には有名な「ビッグベン」と呼ばれる大きな鐘があり、宮殿内は国会議事堂となっています。この界隈は官庁街となっていて、テムズ河近くのダウニング街10番地には首相官邸もあります。
近くには外務省や財務省などの建物が集中していますが、首相官邸には警備の関係で残念ながら近づくことはできません。ただ、ダウニング街10番地の奥にある第2次大戦時に使われていたキャビネットウォールームは一般公開されています。

テンプルバーシティはロンドンの発祥となったエリアで、紀元43年にはローマ帝国のブリテン島侵攻拠点として、11世紀頃からはすでに独立した自治都市として今に至っています。イギリス内でも特別の自治区として独自の警察を持つ小さな自治国のような特別市で、1平方マイルというごく小さなエリアにもかかわらず、10世紀に渡って累々と続くギルドから選出される市長が存在しています。儀礼的なものですが、この市長の許可なしには国王や女王でもこのエリアには立ち入れないということになっており、実際に国王や女王が入る場合には、入口のテンプル・バーで剣の授受儀式が執り行われています。

シティシティ内には、世界初の中央銀行となったイングランド銀行を始めとした国際的な銀行や王立証券取引所、証券取引所、ロイズなど世界的な保険会社、シティの行政本部であるギルドホールなどがあり、ニューヨークのウォール街と同様に世界の金融市場の中心の一つです。この界隈には歴史的な展示物が見られるミュージアムなどもあり、テムズ河畔にはかつてイギリス海軍の巡洋艦として活躍したベルファスト号が停泊され、今は海軍博物館として活躍しています。また、ギルドホールに付属する時計職同業組合博物館では、歴史のある様々な時計が展示されています。

セントポール大聖堂ギルドホールの南西には、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚式で話題になったバロック形式のセントポール大聖堂があり、ドームの螺旋階段を上りきると市内を見渡すことができます。シティの東には、ゴシック様式の重厚な橋「タワーブリッジ」がテムズ河に掛かり、大型船が通るときには中央部が跳ね上がってハの字型に分かれます。タワーブリッジの上部を結んでいる梁部分が歩道になっていて、ここに登って上からテムズ河を眺めることもできます。この橋の隣には、あの有名なロンドン塔がそびえています。

ハイドパークロンドンの西に横たわる公園「ハイドパーク」と西に隣接する「ケンジントン・ガーデン」の2つの大きな公園の南に広がっているエリアは、閑静な住宅街が多く、ハイソサエティなエリアとしても知られています。また広大な敷地を持つ両公園は市民の憩いの場として親しまれており、街歩きの休憩の場として利用できます。ピカデリーサーカスから延びるピカデリー・ロードからケンジントン・ロードに入り、ブロンプトン・ロードと交わるケンジントンブリッジ周辺は、王室ご用達の高級デパート「ハロッズ」をはじめ上品で垢抜けた高級ショッピング街が続きます。

ブロンプトン・ロードをさらに西に向かうと、ヴィクトリア&アルバート博物館や自然史博物館などのミュージアムが集中しています。ケンジントンブリッジからケンジントン・ロードを西に向かうと、1870年に建てられた歴史的なコンサートホール「ロイヤルアルバート・ホール」が見えてきます。ロイヤルアルバート・ホールの北西、通りの北に広がるケンジントン・ガーデンの西端には、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃が暮らしていたケンジントン宮殿があります。またケンジントン・ガーデンには、有名な美術館「サーペンタイン・ギャラリー」があり、世界最高峰の芸術に触れることができます。

ケンジントン・ガーデンの西側には、最近話題のノッティングヒル・エリアがあり、瀟洒な高級住宅地とジャマイカからの移民街が混在しています。このエリアは映画「ノッティングヒルの恋人達」で一躍有名になり、その舞台となったポートベロー・ロード界隈は、異色な文化が混在しているロンドンで一番クールな街と言われています。アンティックで有名ですが、ファッショナブルなショップや洒落たレストラン、バー、パブなども多く、お洒落なロンドンっ子が集まってきます。ノッティングヒルの南からテムズ河にかけてはチェルシー・エリアが広がり、キングズロードを中心にパンクの発祥地として賑わっています。

リージェンツ・パークはピカデリーサーカスの北西、市中心部から少し離れたところにある巨大な公園で、市内でも最大規模の敷地を持ち、園内にはロンドン動物園や野外劇場があります。リージェンツ・パークの南側にあるマリンボンエリア、その中心にあるマリルボン駅は、ロンドン郊外のウォーリックなどへの観光の起点駅で、田舎への旅に出かける場合にもよく利用する国鉄の駅です。マリンボン駅からほど近い地下鉄のベイカーストリート駅近くには、有名なマダム・タッソーの蝋人形館があります。

シャーロック・ホームズファン必見!
このベイカーストリート駅は、シャーロック・ホームズファンにとっては絶対に外せない場所で、ベイカールーラインのホームの壁には凝ったシャーロック・ホームズの大きなシルエットがデザインされています。構内エスカレーターの横壁にもホームズシルエットのタイルが張ってあり、駅の外ではホームズの格好をしたホームズミュージアムの職員がホームズの名刺を配っています。またベイカーストリート駅前南側にはホームズ像が立っており、マリルボン図書館にもホームズコレクションがあり、この辺りはホームズ一色で埋まっています。

ホームズの顔は駅南側のベイカーストリートを向いており、ホームズファンによるとホームズ自身が住んでいたとされるベイカーストリート221bの方向を見ているらしいです。そこには現在シャーロック・ホームズ博物館があり、作品中に登場するメイド姿のシャルロッテに扮した女性が出迎えてくれます。しかも「ホームズさんは今外出中です」と言って書斎と寝室を案内してくれますから、イギリスらしい洒落っけたっぷりの演出が味わえます。

カムデン・タウン
リージェンツ・パークの北にあるカムデン・タウンは、下宿街として多くの若者が集まっており、比較的治安がいいことから日本人も沢山暮らしている街です。最近では若者文化の発信基地として評判で、カムデンマーケットではファッション工房やショップ、ポップアートのアトリエ、アンティークショップ、パンクファッションショップなどが軒を連ねる面白い街に変貌してきています。

週末のカムデンマーケットでは、常設店の前にフリーマーケットがずらりと並びますが、運河の水門近くにあるカムデン・ロックのノミの市や運河沿いのカムデン・カナル・マーケット、旧高架鉄道沿いのステイブルズ・アンティーク・マーケットなどでも、洋服をはじめ雑貨やアクセサリー、アンティーク家具などが並び、世界各国の料理屋台も出ていて街中が大きなお祭りをしているようです。

テムズ河南岸のサウスバンクは、かつては治安が悪いところもありましたが、最近ではすっかり様変わりしてサウスバンク・センターやテートモダンなど、ロンドンを代表する施設の集まる先端的なエリアに変わってきました。テムズ河の堤防沿いには、散歩に適した遊歩道「ミレニアム・マイル」があり、北岸に建つビッグベンやウエストミンスター寺院、目の前にそびえたつ大観覧車BAロンドン・アイなどの景観が楽しめます。

アートなエリア
サウスバンク・センターは、ロイヤル・フェスティバル・ホールやヘイワード・ギャラリーのある複合文化施設で、時にはロンドンフィルの公演も行われます。テート・モダンはテート美術館の分館としてできたコンテンポラリーアートを専門とした美術館で、世界的にもとても高い評価を得ています。また最近では、イギリス芸術家の作品を中心としたサーチ・ギャラリーも近くのカウンティ・ホール内にオープンして、この界隈は一大アートエリアに生まれ変わってきています。

このエリアに昔からあるボローマーケットでは、古くからオーガニックフードを扱っていましたが、スーパーマーケットの胎動で一時は閉鎖されてしまいました。ところがオーガニックフードに対してこだわりをもつ人々が協力し、今では再生されてオーガニック野菜を使う洒落たレストランなどもできたり映画のロケ地になったりもして、連日ローカルの人や観光客で賑わっています。

テムズ河の南岸エリアには、サウスバンクの東にグリニッジ、西にはキュー、南西にはリッチモンド、南東にはウィンブルドンの各エリアが広がっています。グリニッジは「グリニッジ標準時間」の地点として世界的に有名な旧天文台があります。キューには世界最大最高規模を誇る王立植物園、キューガーデンがあり、夏には大きなコンサートなどのイベントも行われますから、旅行のタイミングが合えば素敵なライブが楽しめます。

リッチモンド
リッチモンドは古くから王族やお金持ち、有名人の別荘地として知られており、チューダー様式のハンプトン・コート宮殿はリッチモンドで最も有名な歴史遺産です。テムズ河沿いには古くからのパブがあり、鹿の遊ぶ自然豊かな王立公園もあって、市街地の喧騒に疲れたときには最適の休息地です。市中心部からは地下鉄でも向かえますが、夏にはテムズ河を船で下って行くのが楽しいです。
ウィンブルドン
ウィンブルドンはテニス選手権開催地として世界的にも名を馳せていますが、ロンドン中心地からたった16キロしか離れていないにもかかわらず、中世の趣を残したのんびり落ち着いた街です。街の中心となるハイ・ストリートには昔のままの教会や建物があり、古い建物にはショップやパブ、レストラン、カフェなどが入っていますから、伝統的なイギリスの街歩きを体験するには最適な街です。

ロンドンは長い歴史と豊かな文化を持つ都市で、イギリスの人気スポットが集中しており市内だけでも4つの世界遺産があります。現在ユネスコに登録されているところは、ウェストミンスター宮殿、ロンドン塔、河港都市グリニッジ、王立植物園「キューガーデン」の4箇所で、いずれもアクセスしやすい場所にありますから、ロンドンに出かけたら必ず一度は訪ねてみましょう。

ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院はイギリス国教会の教会で、国王や女王の戴冠式など王室行事が執り行われる場所でもあります。また、歴代の王や女王、政治家などが埋葬される墓地としても有名ですが、すでに内部の壁や床は一杯になっており新たに埋葬するスペースはなくなっています。数世紀にわたり建造され続けた中世の荘厳なゴシック建築が見事ですが、特に大戦中には疎開させていたという歴史のある素晴らしいステンドグラスは必見です。
河港都市グリニッジ
河港都市グリニッジは、ロンドン中心部からテムズ河を南東に溯った川沿いにある港街で、ウエストミンスター寺院近くのピアからテムズ河を船に乗って向かうのが楽しいです。途中、ロンドン塔や最近話題のドッグランズの旧倉庫街を改装したショッピングセンターなどが並ぶ河畔を船から眺めるのも興味深いです。グリニッジに近づくと丘の上に建つ旧天文台の大きな姿が船から眺められます。また、グリニッジへはDLRという新鉄道システムでも行くことができます。

古くから水運と大きな関係があったグリニッジには今も歴史的な建造群が残り、川沿いのドッグには往年の名船「カティサーク」が保存展示されています。また、街には旧王立海軍大学や国立海事博物館もあって、かつての大英帝国の繁栄が偲ばれます。グリニッジ公園の丘の高台には、世界標準時の元となった経度0度のある旧国立天文台があり、グリニッジ子午線の刻まれている内部は自由に見学することができます。

ロンドン塔
ロンドン塔はイーストエンドのテムズ河畔に築かれた中世の城塞で、白い石材で作られていることから別名ホワイトタワーとも呼ばれ、かつては位の高い人たちの牢獄や処刑場としても使われていたことから、それにまつわるちょっと怖い逸話も数多くあります。現在は主に儀礼的な武具の保管、礼拝所として使われていますが、戴冠用の宝石を展示しているジュエル・タワーでは、世界最大のダイヤモンド「偉大なアフリカの星」などの歴史的展示物も鑑賞することができます。
キューガーデン
王立植物園「キューガーデン」はロンドンの南西郊外に位置するキューエリアにあり、世界最大規模の広大な敷地内には24もの庭園が広がっています。園内の植物の種類は4万種以上と世界一で、巨大な温室内の熱帯林、17世紀の宮殿、湖、日本庭園など見どころ満載の植物園です。ただ、園内はあまりにも広大なので、周回しているトラムを利用して回るのが便利です。園の周りには伝統のあるクリケット場や歴史のあるパブが点在しており、最近では隣のキュー・ヴィレッジに洒落たレストランやカフェもできています。

ロンドン人気観光スポット
ロンドンには長い歴史と古くからの文化があり、数多くの観光スポットが街中に点在しています。市内だけでも4つの世界遺産があり、伝統的な建造物や文化的な施設、王室関係の宮殿など見どころ満載です。市内には数多くのミュージアムがあって素晴らしいアートや貴重品が収蔵されており、芸術鑑賞も大きな楽しみです。また近年、世界最大の観覧車が大人気で、一度はその高さを体験してみたいものです。

ロンドンには4つの世界遺産以外にも歴史的な観光名所が数多くあり、どこから巡ろうかと目移りするほどです。ただ、いずれもロケーションが良くバスや地下鉄のアクセスも便利なので、交通機関をうまく使えばかなり効率的に回れますし近いところは徒歩で巡るのが一番です。また、一度に数多くのスポットを巡りたい場合には、沢山出ているデイツアーを利用するのも一つの方法です。2階建てのダブルデッカーやオープントップのバスで、効率よく巡るのもいいでしょう。

ロンドンといえば、まず最初に思い浮かべるのがバッキンガム宮殿の衛兵交代の儀式でしょう。あの人形のようないでたちの衛兵の交代パレードを見るのに一番いい位置は、宮殿に向かって左、公園と宮殿の間にある三角形のグリーンエリア付近です。パレードが始まるのが10時半、パレードが終わって交代式が始まるのが11時半頃ですから、交代式の日程スケジュールを事前にチェックして見逃さないようにしましょう。

セントポール大聖堂チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚式で世界的に有名になったセントポール大聖堂も見逃せません。 バチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐ大きさを持つ巨大なドームの高さは約111メートル、全長157メートルで、世界第二位の大きさです。パウロの生涯が描かれたドーム天井の精密なモザイク画や、素晴らしいフレスコ画が描かれている「ささやきの回廊」は必見です。また、健脚の人は螺旋階段を頂上の塔まで登りましょう。かなり急な階段が続きけっこうきついですが、頂上の展望台からはロンドン市内が一望でき360度のパノラマが堪能できます。

巨大なウエストミンスター宮殿内にある国会議事堂は、ロンドンで最も有名なゴシック建築で作られた歴史的建造物の一つです。世界の国会の原点と言われる歴史の長い議事堂ですが、現在でもここで英国国会が開かれています。国会会期中はあまり多くの箇所を見ることができませんが、夏季の休会中には下院、上院の両院を巡る見学ツアーが実施されています。ビッグ・ベンを含めると横幅300メートル、1100を越える部屋数の巨大なこの建物を撮影するには、テムズ河にかかるウエストミンスター・ブリッジの中ほどでカメラを構えるのが好ポジションです。

ロンドン市内にはバッキンガム宮殿はじめ、ケンジントン宮殿やウエストミンスター宮殿がありますが、郊外の自然に囲まれたウィンザー城はテムズ河畔の高台にあって眺めも素晴らしく、市内ではありませんが機会があれば是非訪れることをお勧めします。ウィンザー城は女王陛下が休暇のときに滞在する離宮で、週末にはたいがい滞在されているようです。女王陛下が在宮の時には旗が立っていますから、チャンスがあればお姿を見られるかもしれません。場内には衛兵がいて厳格な衛兵交代の儀式もありますが、そばで記念写真を撮っても叱られません。アクセスは、国鉄かバスで約1時間です。

ロンドンには300を超える数の博物館や美術館が街中に点在し、そこには膨大な数のアート・コレクションがあります。これらの殆どが2002年以来無料で入館できるという、日本ではとても信じられないようなことが実施されています。ロンドンの博物館や美術館は総体的に規模が大きく、中には1日かかっても回りきれないような巨大な施設に膨大なアートが詰まっているようなところもあり、1、2度の訪問ではとても全てを訪れることも叶いません。ここでは、代表的なミュージアムのごく一部を紹介します。

大英博物館
ロンドンのミュージアムといえば、まず最初に思い浮かべるのが大英博物館で、この世界最古の公立博物館はまさに古代からの財宝と埋蔵物の宝庫となっています。古代アテネの彫刻からエジプトのミイラ、ローマ帝国の銀器などのほか、絵画などの貴重品も多く、総数400万点を超える展示物があります。ここは建物も巨大で、丸1日かけても回りきれません。大英博物館とは対照的なのが自然史博物館で、生物界とエコロジーをテーマにした近代的な博物館です。子供から大人まで楽しめるインタラクティブな方式の展示を採用し、地震や地球の歴史、進化、恐竜、昆虫などについて体験を交えながら分かりやすく説明しています。
ロンドン博物館
ロンドン博物館では、ローマ時代から現代に至るまでのロンドンの社会史が分かりやすく展示されています。ロンドン交通博物館では、世界に先駆けて発達してきたロンドンの交通機関の歴史が学べます。科学博物館では、蒸気機関車から宇宙旅行までの発展の流れが理解できますし、国立海洋博物館では海洋帝国時代からの歴史が体験できます。戦争博物館では世界大戦を中心に戦争をリアルに体感できる展示がありますし、ダックスフォード帝国戦争博物館では、複葉機から最新のジェット機まで航空関係の展示が興味をそそります。
様々なギャラリー
写真関係ではキャノン・フォトグラフ・ギャラリーが有名で、19世紀から現代までの写真コレクションの逸品が展示されています。演劇王国のイギリスを象徴するシアター・ミュージアムでは、演劇を始めとしたバレエや音楽に関する華やかな展示が楽しいです。装飾アートの最高峰と言われるヴィクトリア&アルバート美術館では、ガラス工芸の階段「ガラスギャラリー」は必見でファッション関係の展示も素晴らしく、ともに女性にはとても人気の高い展示物です。

世界の美術愛好家が一度は訪れてみたいと憧れるナショナル・ギャラリーでは、膨大な数の絵画コレクションが揃っていて、レオナルド・ダ・ビンチやレンブラント、ゴッホなど蒼々たる巨匠の名作が展示されています。ナショナル・ポートレート・ギャラリーは、中世から今に至るまでの上流階級や有名人達の肖像画が評判で、王室の方々の肖像画も数多く展示されています。テート・ブリテンは、イギリスの絵画史を網羅するイギリスの画家達の作品を集めた美術館で、コンスタンブルやホジキン、ヘンリームーア、ターナーなどの巨匠の名作が展示されています。

王立美術院では、常設展示はありませんが様々な展覧会企画が世界の注目となっています。モダンアートやコンテンポラリーアートでは世界的に有名なテート・モダンでは、アンディ・ウォーホールやアンリ・マティスなどの作品が展示されています。サウスバンク・センター内にあるヘイワード・ギャラリーでは、モダンアートやコンテンポラリーの常設と展覧会が評判になっています。バービカン・アート・ギャラリーでは、写真やアート、デザインなどテーマ別に催す展覧会が多くのファンを惹きつけています。

ロンドン・アイ世界一の観覧車BAロンドン・アイは、テムズ川沿いのサウスバンクにあるジュビリー・ガーデンズ内にそびえています。ロンドン・アイは高さ135メートルの巨大観覧車で、2000年のミレニアム事業の一環として登場して以来、観光客はもちろんローカルの人々にも大人気のアトラクションとなっています。32のゴンドラは開閉式のカプセル型になっていて、巨大な自転車のホイールのような外輪の外側につく特殊な形状をしています。

ひとつのカプセルには25人乗ることができ、この定員も世界一です。昔乗ったことのあるウィーンの大観覧車のバスのようなゴンドラの定員が20人でしたから、このカプセルはそれより一回り大きいことになります。下界から乗って一周するのに30分、135メートルのトップ辺りからの眺めは素晴らしく、晴れているとロンドンのかなり遠方ウィンザー城やヒースロー空港あたりまで見渡せます。ただ霧の都の別名通り、時には視界がはっきりせず見晴らしが悪かったりすることもあります。

また、日中に乗る場合には比較的空いている午前中が狙い目です。夜は視界のコンディションの良い時が多く、眼下に広がるロンドンの夜景が素晴らしいです。この観覧車の一番の特徴は、ほぼ360度の視界が開けていることで、上空に達すると空中に浮いているような感覚になります。中は広くて空いていると歩き回ることもできて、視界を遮るフレームのようなものもないので、まるで空中を歩き回っているような浮遊感覚が体験できます。

ロンドン・アイただ、シースルー構造が足下まで回り込んでいますから、高所恐怖症の人は恐さを感じるかもしれません。そんな場合には真ん中にあるベンチに座り、腰を落ち着けて景観を楽しむ方がいいでしょう。ロンドンにはいくつか超高層ビルがありますが、ニューヨークのような高層ビルに展望台施設を持つビルはありません。ですからロンドンでは、一般に上がれる展望施設としてはロンドン・アイが一番高所に上れる施設です。バッキンガム宮殿やセントポール寺院、市内に広がる多くの公園など、地上からとはまた違った眺めが楽しめますから、ロンドン・アイは外せない観光スポットです。

ロンドンといえばバーバリーのようなトラディッショナルファッションの伝統的な本場ですが、ミニやパンクといった時代を先取りした先進的なファッションの発祥地でもあるのです。ファッションに限らず、様々なジャンルのアイテムがレベルの高いものからリーズナブルなものまで取り揃っており、また歴史的なアンティックから流行の最先端なものまで、市内だけで3万件以上のショップが様々なスタイルで並んでいます。ロンドンではショッピングのスポットも多岐にわたっており、それぞれに特徴がありますから、おおよそのショッピング街については把握しておく必要があります。

リージェント・ストリート、ボンドストリート、オックスフォード・ストリート
ロンドンでショッピングといえば、まずはピカデリーサーカス界隈が思い浮かびますが、そこからすぐの所にあるリージェント・ストリートには、伝統的な老舗の入る上品な建物が並び高級ファッション関係のショップも数多くあります。

リージェント・ストリートの西にはボンドストリートが並行しており、デザイナーズブランドや高級貴金属店が並ぶセレブご用達の華やかな通りです。買う買わないはともかくとして、目の保養に散策するのも楽しい通りです。リージェント・ストリートとボンド・ストリートの北に横たわるのが、ロンドンでのショッピングの中心地といわれるオックスフォード・ストリートです。有名デパートのセルフリッジ本店をはじめ高級ブティックや大手チェーン店など約300の店舗が並んでいます。

カーナビー・ストリート、コベント・ガーデン
ピカデリーサーカスにほど近いカーナビー・ストリートは、上記の3ストリートとは全く趣が違い、モッズファッション発祥の地として今も都会的なストリートファッションを揃えたショップが並び、まったく違った雰囲気の魅力があります。ピカデリーサーカスから少し東に行くと、娯楽のスポット、コベント・ガーデンがあります。ここにあるザ・マーケットでは、アンティークや凝った小物など他にはないアイテムが充実しています。コンベント・ガーデンから延びるニール・ストリートには洒落たブティックやデザイナーショップが並び、最新のストリートファッションが手に入ります。
ナイツブリッジ、ノッティングヒル、キングズ・ロード
ハイドパークの南を走るケンジントン・ロードにあるナイツブリッジ界隈では、イギリスを代表するデパート、ハロッズが有名ですが、その前のブロンプトン・ロードには数多くの一流ブランドショップが立ち並び、タータンチェック・ファッションで有名なスコティッシュハウスもあります。ナイツブリッジの西、ケンジントン・ガーデンの西に広がるノッティングヒル界隈では、マルチカルチャーな雰囲気が漂い、先端的なファッションや古着、奇抜なグッズなど玩具箱をひっくり返したようなショップが並んでいます。ノッティングヒルの南のチェルシーを東西に走るキングズ・ロードでは、かつてはヒッピー文化の拠点としてカウンターカルチャーの中心地でもありましたが、最近ではデザイナーズショップやインテリア関係など落ち着きのあるショッピングストリートになっています。

ロンドン観光情報
ロンドンでのショッピングは旅行中の大きな楽しみの一つで、様々なスタイルのファッションやアイテムから、自分好みのものを見つけましょう。ロンドンには世界中から多くの人種が集まることから、イギリス料理をはじめ様々な料理が味わえます。またロンドンには、古くからパブ文化が花開いており、街のいたるところに寛げるパブがあってビールや食事が楽しめます。ロンドンでは音楽シーンも様々なジャンルのものが揃っていて、コンサートや観劇、クラブなど楽しみなエンターテイメントが盛りだくさんです。

イギリスは元々が食生活の質素な国でロンドンも例外ではなく、そんなことから「ロンドンの料理はまずい」という定説が昔からありました。ところが20年ほど前から、味にうるさい若い弁護士や医者、専門職のミドルクラスが台頭してきたこともあって、今ではロンドンの食生活も随分変化し、洒落た美味しいレストランも数多く登場しています。また、ロンドンは旧宗主国からの移民などで多国籍な人種が集まる都市ですから、イギリス料理以外にも中華料理を始めとした世界中の料理が楽しめます。

イギリスの代表的な料理といえば
イギリスの代表的な料理といえば、まず伝統的家庭料理のローストビーフが挙げられますが、ロンドンのレストランでは最近では素材を活かしたシンプルな調理法が人気です。ロンドンというと他にもハギスやローストラムなどの肉料理が取り上げられますが、ドーバー海峡で捕れる新鮮な魚介類も魅力です。ドーバーソールといわれる舌平目やロブスター、ムール貝、牡蠣、スカンピというエビの揚げ物など、新鮮な魚介類を売り物にしたシーフードレストランもお勧めです。

ロンドンの物価は結構高く、スタイリッシュなレストランで美味しいものを食べようと思ったら多少の出費は覚悟する必要があります。ですからそうした食事をする場合以外には、どうしてもファストフードのお店に目が行きがちです。ロンドンっ子にもマクドナルドやケンタッキーは大人気で、街角にはあまり美味しくはありませんがリーズナブルなピザショップも数多くあります。しかしせっかくのロンドン旅行ですから、そうしたものはやめてイギリス名物の庶民料理を味わってみましょう。

イギリス庶民料理の代表格といえば
イギリス庶民料理の代表格といえば、フィッシュ&チップスが有名です。フィッシュは白身の魚を揚げたもので、タラやヒラメ類、スズキの一種のロックフィッシュなども使われます。店によってパン粉をつけたフライとフリッターのようなカリカリ天ぷらタイプがあります。チップスはジャガイモの唐揚げのことで、私達がよく知っているフライドポテトです。結構油っぽく思いますが、添えてあるモルトヴィネガーという酢をかけると意外と合って、さっぱりしていくらでも食が進みます。

フィッシュ&チップスはレストランでも食べられますし、店先で揚げているのをテイクアウトしてもいいでしょう。テイクアウトの場合には、ピザなどと一緒に販売しているような店ではなく、専門の店を探すのが美味しく食べるコツです。また、ロンドンに古くから根付いている伝統的な中華料理を味わうのもいいでしょう。中華料理はソーホーにある中華街に豪華なレストランからテイクアウトショップまで揃っていて、ビュッフェ形式で食べられるところもあります。四川から北京、上海、広東と様々なスタイルが揃っていますから、目的や予算にあった食事が楽しめます。

ロンドンのパブロンドンといえばパブ、ビール好きでなくともすぐにそう思い浮かぶほどロンドンのパブは有名です。イギリス全土で8万軒、ロンドンだけでも1万件あるパブは街中の店だけではなく、シアターやミュージアムの中にもある場合があります。パブはパブリックハウスの略で、公共の家とか市民の館、公民館、社交場、パブという呼び名にはそんな感じの皆が寛げるスペースとしての意味合いを持っています。

パブの使われ方
日本的には西洋居酒屋的なイメージがありますが、実際には日本の居酒屋とは違ってもっと幅広い利用のされ方をするスペースです。昼間からビール片手にビジネスマンがほっと一息ついていたり、お昼のランチを取っている人もいたりと、それぞれが自分なりの寛ぎ方をしている空間です。夕方にはオフィスや工場、お店で仕事を終えた人々が夕飯前の寛ぎをしたり、夜になると食事を終えた人が一日の疲れを癒しにやってきて友人と歓談したり、時には贔屓のフットボールチームの応援に熱くなったりと、それぞれが自分なりの楽しみ方で思い思いに過ごしています。

街中のパブは「PUB」の看板が掲げられていて、ドアの外には花のバスケットが下がっていますからすぐに見つかります。雰囲気はどこも似たようなものですが、かつてパブには大きく分けて2つのタイプがありました。ひとつはパブリック・バーで主に労働者階級が憩い、サッカーの話題で賑わう場所でした。もうひとつはサルーン・バーで主に中産階級が集い、ラグビーの話題が中心の場所でした。今はもう殆どその区別はなくなりましたが、まれにその名残のあるところもあります。

パブの注文システム
パブではカウンターで注文するのが基本です。多少混んでいても、そこで待っていればちゃんとオーダーを取りにきてくれます。回りに椅子席もありますが、ここで待っていてもオーダーは取りに来ません。椅子席はオーダー後に利用するようにしましょう。オーダーが出てきたら現金払いが基本で、ランチなどもカウンターで頼みます。ローカルの人はビールを飲んでいるときには殆ど何も摘みませんが、何か欲しければポテトチップスなどの軽いものを置いています。

また、ランチにはその日のメニューがボードなどに書いてあって、一皿3、4ポンドで味わえます。日替わりメニュー以外にもフィッシュ&チップスなどの定番モノはどこでも味わうことができますし、店によっては驚いたことにチキンティカマサラやチキンバルティなどの本格的なカレーが食べられるところもあります。ロンドンはインドのカレーを欧風にアレンジしたカレーの本場ですから当然なのですが。

お酒の飲める人は、独特のビールポンプのハンドルに記されている銘柄を見て、ギネスなど好きなものを指定してパブのビールを味わいましょう。ラガーシャンディというラガービールをレモネードで割ったものもさっぱりしていてお勧めです。また、お酒の飲めない人でもパブにはコーヒーやジュースがありますし食事だけでも大丈夫ですから、ロンドン旅行ではぜひ伝統的なパブの雰囲気を味わってみてください。

ロンドンはエンターテイメントの都、100以上もあるシアターでのミュージカルやコンサートホールでのクラシック、オペラハウスでのオペラやバレエ、ミュージックシーンも見逃せません。

ミュージカル
ソーホーでは常に2桁のシアターでミュージカルが上演されています。アンドリュー・ロイド・ウェーバーのキャッツやオペラ座の怪人などロングセラーのヒット作や新作を中心に、イギリスのロックグループをバックに使ったロックミュージカルなども精力的に上演されています。公演回数は、ミュージカルの本場といわれるニューヨークよりも多いほどです。
クラシック、オペラ、バレイ
クラシックなら、ロイヤルフィル・ハーモニー、ロンドン・シンフォニー、ザ・フィルハーモニア、ロンドン・フィルハーモニーと世界トップレベルのオーケストラの演奏が、ロイヤル・アルバート・ホールやロイヤル・フェスティバル・ホールなどで比較的リーズナブルに鑑賞することができるのですからとても贅沢です。オペラやバレイなら、ロイヤル・オペラ・ハウスでは8月以外はほぼ毎日いずれかの舞台が上演されていますから、英国ロイヤルバレエ団の華麗なステージを目の当たりにできるというファンにとっては夢のようなことも容易に叶います。
ロンドンのクラブシーン
また、ロンドンはロックやソウル、ジャズ、テクノ、R&Bなどの世界のクラブ・シーンを牽引する先端的な中心地ですから、クラブ好きな人やダンスが好きな人にとってはたまらない魅力を感じるでしょう。そうしたクラブは各エリアに点在していますが、現在一番盛り上がっているところはオールドストリート界隈です。この周辺にはアーティストが多く暮らしており、音楽に限らずファッションなどのサブカルチャーの発信地にもなっています。ハーバルや333などは日本人にも人気のクラブです。また観光客の行きやすいソーホーにも旬のライブハウスやクラブが点在しています。

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